３さいから中学３年生まで、約１万５千点の作品応募がある第５６回県ジュニア展。教室や商店街、田んぼといった身近な風景のほか、宇宙人との交流を描くなど、 個性あふれる多彩な作品が並びます。感性豊かな子どもたちの作品をご家族おそろいでご覧ください。

　「新潟県の美術教育振興」という願いを受け、新潟県美術教育連盟、新潟日報社、新潟県教育委員会の努力のもと、１９６１年（昭和３６年）に第１回県ジュニア展が発足し、小林百貨店（新潟市）を会場に開催されました。

　内容は絵画展のみでしたが、翌６２年（昭和３７年）、県ジュニア展とは期日を別にして、新潟県学童デザイン展が開催されました。以後、ジュニア展は絵画部門とデザイン部門に分け、年に２回開催されていました。

　両展とも第９回展まで継続しましたが、展覧会の規模が大きくなってきたため、これまでの二つの展覧会を一つにまとめることになりました。

　７０年（昭和４５年）、新たに版画領域を加えた平面作品の総合展として「新潟県ジュニア美術展」がスタートしました。第１回展は県美術博物館（新潟市）を会場に、第１部絵画、第２部デザイン、第３部版画の３部門で開催されました。

　現在では、三つの部門をまとめ、学年単位での審査、展示となっています。

　約１万５千点の応募作品の中から、約千点の入賞作品（特賞・優秀賞・奨励賞）が選ばれます。それぞれの展覧会会場には、入賞作品を展示します。